先天性心疾患〜夫婦の決断と決意〜

自分の子どもが”先天性心疾患”と聞いたら皆さんどのような状況になるのでしょうか。
我が家では、確かに「どうしてうちの子が」って思ったり、”不安”でいっぱいでした。
でもそれは初めだけ、今は前向きに向き合っています。
その時、我々夫婦は
その時、ママは
本来であれば、ママは大泣きするんでしょうね。
ドラマなどではそうなりますよね。
そして自分を追い詰め、喧嘩の毎日なんてのがよくあるドラマの光景ですよね。
でも我が家はどうでしょう。
ママからは「泣きそうなんだけど」とLINEが来たのみ
実際に帰宅後、ママの涙は見ていません。
この時はまだ先生の見立てを信じていないのかなと思っていました。
先生の期待の言葉を信じているのかなと思いました。
でも、大学病院で診てもらって結果が変わらないとなっても涙を流しませんでした。
強いママです!
その時、パパは
ママから連絡を受け、頭の中は真っ白になりました。
でも最初に連絡をもらった時点でパパは”覚悟”を決めていました。
そして大学病院での診断の連絡の時も「やっぱり変わらなかったか」と冷静ではありました。
正直、不安はありましたよ。
今後のことについて
これがいいことかはさておき、今後この子を”産む”のか”下ろす”のかとういう決断はママに一任しました。
責任をなすりつけるつもりで一任したわけではありません。
仮に下ろしたとして、一番精神的に辛いのは”ママ”です。
産んだとしても一番苦労するのは”ママ”であるとパパは思ったのでママの気持ちを尊重することにしました。
ママが決めたことに反対するつもりは一切なく、”下ろす”と言われたら「わかった」、”産む”と言われたら「わかった」というつもりでした。
産むからにはパパも全力で協力はする覚悟でいました。
結果、ママは”産む”ことを選びました。
どのような考えで”産む”を決断したのか正直わかりませんでした。
覚悟を伺うという意味で色々パパが知っている知識を伝え改めてどうするか聞きました。
- 先天性心疾患とはどのような病気なのか
- どのようなリスクがあるのか
- 他の子どもと同じ生活ができない先天性心疾患もあること
- 手術、定期的な通院、検査のための入院、薬の服用のこと
- いつどんなことが起こるかわからない
常に覚悟をしておかなくてはいけないこと - 根治する治療法がない先天性心疾患もあること
以上のことを伝え再度、どうするか聞いたところ
”産む”
とのことでした。
これほどまで覚悟が決まっているのであれば産んでからも大丈夫だと思い嫁の意見に賛同しました。
考え方次第で前向きになれます
我が家は特殊なのかもしれません。
たまたまお互い医療従事者ということで、ある程度の知識がある。
特にパパに関しては、先天性心疾患の子どもたちの手術に入っていたこともあったり、先天的に病気を持って生まれて来た子どもたちに使っている医療機器を見たりしているのもあってそのような子どもたちと接する機会が多いこともあるのだと思います。
現実にこれだけ多くの生まれつき病気を持っている子どもたちがいるのだという光景を目の当たりにしている
そして、一生懸命生きようとしている子どもの姿、それを一生懸命育てようとする親の姿
これらの光景が前向きに頑張っていこうと思っているパパの背中を押してくれているのだと思います。
そして、最善の処置をしたが助からず涙するパパママの姿
この光景がパパの”覚悟を持つ”という部分を強くしているのだと思います。
ちょっと話がずれてしまいましたね。
我々夫婦は今回のことをこのように考えています。
「この子が私たち夫婦なら病気を持って生まれても一生懸命育ててくれると思って私たち夫婦のところへ来てくれた」
このような考え方をしたらなんだか胸の重荷がすっと軽くなった気がしました。
「何が原因だったのだろう」「どうしてうちの子が」、「病気を持っていてかわいそう」
そんなことを思いながら生活しているとこの子に申し訳ないとう気持ちでいっぱいになり、どんどん負の連鎖になってしまいます。
この考え方をしたこともあってか、我が家は以前より夫婦仲もよくなり明るい家庭になったとパパは感じていますw
多分ママも感じていますw
以前「なんだか前より仲良しになったね」とママに言われましたw
前までどんだけ暗い家庭だったんだって話ですよねwお恥ずかしいw
今では現実を受け止め、覚悟をもっているので今何をすべきか、今後どのようにしていくのがいいのかと色々考えています。
調べれば調べるほど不安になることもありますが、この子を幸せにするためのことです。不安だとか弱気になっていてはダメです!
それが我々夫婦の使命である!
産むと決めたからには、全力でこの子を幸せにしてやるぞ!
だから安心して生まれて来なさい!
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